おちゃらけミクロ経済学: ブラック労働をするか否か その7

2013年5月1日水曜日

ブラック労働をするか否か その7

賃金率が下落したときの代替効果と所得効果




ここ数年のはたらく人のお給料の趨勢を見ていると、こんな感じです↓



年収ラボ
国税庁







個別には増えている人もいると思いますが、
全体として賃金が下落しているので、労働時間が一定とすれば、こんな状態が仮定できます。



賃金率の下落






ということは、賃金率下落の効果として2つのパターンが考えられます。
もともと、賃金率が低くて、賃金率が下落したパターンと、
もともと、賃金率が高くて、賃金率が下落したパターンです。





Salaryman / Yuya Tamai





賃金率が低い人の賃金率下落





代替効果が強くなる→余暇時間の増加→労働時間の減少



代替効果が強いときの変化





賃金率が高い人の賃金率下落





所得効果が強くなる→余暇時間の増加→労働時間の減少



所得効果が強いときの変化






(つづく)





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