おちゃらけミクロ経済学: 最適消費を選択する その2

2013年3月11日月曜日

最適消費を選択する その2

最適消費はグラフで分かる!




あなたはどうすれば、効用(主観的な満足度)を最大化できるでしょうか?
はてなダイアリーとtwitterを例にして考えてみましょう。



あなたは、はてなダイアリーの記事や、twitterのtweetを眺めるのが大好きです。
ただし、はてなダイアリーとtwitterを眺めることに以下のような制約条件があります。
(前回のブログ)


  • 眺める時間は1日あたり20分まで
  • はてなダイアリーの記事を1本読むのにかかる時間は4分
  • twitterのtweetを一つ読むのにかかる時間は2分




はてな

hatema on psp / typester




組み合わせで効用を最大化




1日20分という時間で読める記事やtweetは限られていますが、
効用(主観的な満足度)はそれぞれ異なります。
効用を最大化させるためには、最適な消費の組み合わせを考える必要があります。



今回の例であれば、最適な消費の組み合わせは、6通り存在します。
また読める記事が多くなればなるほど、効用は大きくなります。



はてなとtwiterの組み合わせ


はてなとtwiterの組み合わせ




あなたの予算と総効用



あなたの予算と総効用



総効用を直観的に理解する




主観的な満足度を測るためには、第6列の総効用に注目します。
今回の例では、C点が、総効用を最大化させる最適な消費の組み合わせとなります。



つまり、はてなダイアリーの記事を2本、twitterのtweetを6個を読むことによって
あなたの満足度を最大化できます。総効用が最大化している様子を、
グラフで表すと次のようになります。



あなたの総効用関数


あなたの総効用関数





このように直感的に、総効用が最大化する点を表現することもできますが、
基準となる単位をそろえることによって、異なる財やサービスの満足度を測り、
最適な消費の組み合わせを探すこともできます。



次回のシリーズでは、「単位」をそろえることについて考えてみましょう。
(「最適消費を選択する」シリーズ終わり)








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