おちゃらけミクロ経済学: 利潤最大化と費用 その2

2012年11月24日土曜日

利潤最大化と費用 その2


ブログ界初(?)出題形式のブログ



前回のブログのポイントは、次の通りです。

  1. 会社(企業)は利潤最大化のために存在する
  2. 総収入- 総費用 = 利潤
  3. 総収入の計測は簡単
  4. 総費用の計測は複雑


このうち、最も大切なポイントは、4番目です。
ですが、この点について、管理人が「教科書どおり」の説明をすると、
ブログのアクセス数や滞在時間が、稼げなくなると思います(笑)



それをやってしまうと、無機質な専門用語のオンパレードになって、
初学者の方のやる気を、削いでしまうでしょう。



そこで、「利潤最大化のための費用を考える」シリーズでは、
簡単なケーススタディにもとづいて、企業の利潤最大化とその費用について、
考えてみることにします。


信長くんのソフトクリームビジネス



ソフトクリーム

ソフトクリームタイム!! / acidlemon



信長くんは、公園の近くで、ソフトクリーム屋さんを営んでいます。
信長くんのお店では、3台のソフトクリーム製造機を設置しています。



この製造機以外に、ソフトクリームを作るための投入物として、
冷蔵庫・コーン・カップ・トッピング・労働力を持っています。
これらの投入物を調整すると、1日につき、信長くんのお店では、
次のような、生産関数(表)が得られます。



信長くんのソフトクリームビジネス 生産関数







基本問題の確認



【問1】

問題文より、ソフトクリームをつくるときの、固定投入物可変投入物を分けてください。






ヒント1:固定投入物とは、数量が一定で調整ができない投入物のことを指します。
ヒント2:可変投入物とは、数量を調整することができる投入物のことを指します。






【問2】

横軸に労働投入量、縦軸にソフトクリームの生産個数をとって、総生産曲線を図示してください。








ヒント1:労働投入量小→傾き小、労働投入量大→傾き小の曲線となります。




信長くんのソフトクリームビジネス 生産関数グラフ






応用問題にチャレンジ!


【問3】

上の表に基づいて、1人目と、2人目の労働者の限界生産物は、いくらかを答えてください。
また、投入する労働者が増えるに従って、限界生産物が減るのは、なぜでしょうか?










ヒント1:限界生産物とは可変投入物を追加生産することで、生じる総収入の変化額のことです。
ヒント2:下の表を参考にして、ワークシートの、C列の計算をしてください。




信長くんのソフトクリームビジネス 限界生産物の計算





(答えは次回で!)











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