おちゃらけミクロ経済学: 比較優位と自由貿易

2012年9月25日火曜日

比較優位と自由貿易

Web上で巡回しながら読書してます




管理人は、日頃、twitterや読書管理サイトで
「なんかおもろい本、ないかなぁ」と
ネット空間で、ウィンドウショッピングしてます。
もっとも、気になる本を見つけたところで、ほとんどすべて図書館で借りてしまいますが(笑)





先日、「他人のカネで生きているアメリカ人に告ぐ」
(副題:リバータリアン政治宣言 ロン・ポール著 副島隆彦著 成甲書房)
というなんとも「刺激的な」タイトルの本が目についたので、借りて読んでみました。








「他人のカネで生きているアメリカ人に告ぐ」




この本の、レビュー自体はアマゾンに任せます。
管理人が、気になったのは、本文中の以下のくだりです。



"もし自分の町の住んでいる町でしか作られた製品しか買えない、
あるいは、自分の家庭で使うものすべてを自分の親戚以外からは買えないように制限したら、どうなるだろうか。このように自由な貿易を制限していくと、
制限そのものが私たちの生活を貧困にさせるという、しごく当然な結論が導かれる"
(同書P73)


本書はタイトルの通り、かなり 「刺激的な」内容です。
自由貿易の他にも、社会保障、軍事、税制など国政に関わる問題について、
事細かく、問題点をあげていきます。



ただし自由貿易による利益については、
「しごく当然な結論」とあっさり書いてしまってます。
つまり、自由貿易は、どんどんやってくださいということです。



それまで、著者のロン・ポールさんは、他の重要なトピックスについては、
かなりの紙幅をさいて、説明をされていたので、「意外とあっさり」というのが印象に残りました。
そこで、管理人は、自分がいつも使っている経済学のテキストを開いてみました。




経済学者の自由貿易に関する見解




いつも喧嘩ばかりしているように見える経済学者でも、自由貿易に関しては、
「輸入制限を課することは、取引利益を損なう」と、9割方のセンセイが賛成している
ようです。(注)



ということは、政治家も経済学者も、同意見ということは、お墨付きの理論なんでしょうね~。
でも「政治家と経済学者が言ってたから」という理由で、



「ハイ、わかった!つぎ!」となると、思考停止を招きます。
それにここで止めてしまうと、ブログも長続きしないので(笑)








そこでしばらくは、自由貿易が、なぜ利益をもたらすのかについて、
考えてみたいと思います。
(つづく)





(注)マンキュー「マンキュー経済学~ミクロ編第2版」(P48)より






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